ハンター

騎士団に頼む金銭的余裕がなかったり、まだ不確定事項が多く頼むほどのものでなかったり、はたまた落とし物を探して欲しなどなど、とにかく町のなんでも屋さんから始まったのがハンターギルドである。
各地に無数に存在した民間小規模集団だったが、一部の質の悪いハンター達を取り締まり統一化を図るため、ヘリオドールの帰属後、王都にハンターギルド本部を置き組織化された。

ただし国には正当な部隊、騎士団があり、ハンターギルドはあくまで民間団体であることから、騎士団以上の特別な権限はなく、国内・国外の政権に関与する事項については不干渉条約が取り決められている。 とはいえ、町の小さな問題解決にあたったり、お金を持っていない子供などの悩みを聞いたり、騎士団が立場上慎重にならねばならない事件にあたって、政権に関与しないレベルでの諜報活動を行ったり、騎士団同様に市民からは必要とされる存在である。 なおハンターギルドの窓口は各都市にあるものの、本部が置かれた王都以外は、受付口と簡単な事務作業、商談スペースがある小規模(一般市民の個人宅位の大きさ)なもの。 ハンターギルド長は本部に滞在する一人のみ。また国からの援助の対価として、一定以上の魔鉱石を採掘し納める義務が課せられている。

ハンターの心得

以下はハンターギルドによって定められた規定です。
対象は一般的なハンター全員であり、ハンター育成校である神風学園生徒も当然該当します。
ただし神風学園の生徒は準Eクラスであり、生徒である以上はまだハンターの卵であるが故に、自由なチーム編成が出来ませんが、それら一部を除く殆どの規約は守らなければなりません。

なおギルドの規約に反した者は、生徒・正規のハンター問わず、相応のペナルティが課せられ、場合に寄ってはハンターという立場すら剥奪されます。

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ハンター基本要項

ハンターギルドは王国の支援によって保たれているが、王国の言いなりに非ず。
弱きを助け悪を挫くという概念の基に立ち上げられた組織であるため、善悪の判断はハンターギルドによって行う事とする。 ハンターは日々切磋琢磨し、力だけでなくハンターとしての判断力や洞察力を養う事。

犯罪行為を犯した者については、例外なく処罰を行う。 ハンターギルドは軍や王国の介入を許さず、いかなる時も中立である事とする。
以上基本を踏まえた上、平和に導いて欲しい。

組織

【第一項】
ギルドによる認定試験を受け、許可を受けたものだけがハンターとして活動することができる。
※ただし神風学園生徒は準Eクラスハンターとして登録されているため、これに該当しない。
【第二項】
ギルドの審査に通ったハンターがリーダーとしてチームを編成することが出来る。その場合依頼終了時にチームは解散となる。
【第三項】
リーダーであるハンターのチームに編成されたハンターも、ギルドで簡易審査を受けて認められなければならない。
【第四項】
ギルドの理念に反する者、違反した者は、クラスの降格またはハンタークラスそのものを剥奪する。

生活

【第一項】
訓練された魔術は強力であることを念頭に置き、無闇に魔術や武装具を使用してはならない。
※特に武力を持たないものには、体術のみでの捕縛を心掛けること。

依頼

【第一項】
ハンターは依頼主の意向に従う事。
※依頼主が犯罪行為を犯した場合は、これに該当しない。
【第二項】
例え凶悪犯罪者であっても、ハンターが殺人を行う事は禁じられている。
※ハンターが必要以上に傷害を負わせた、殺人を犯した、犯罪の有無に限らず対象者が死亡する危険性があった上で故意に見過ごした場合、状況によってはハンター自身に罪状が発生する。生かしたまま犯人を捕らえる事。
【第三項】
ギルドの審査を通った依頼以外は受けてはならない。
※ただし緊急の場合を除く。その場合にも必ず事後報告をする事。

上記以外にもハンターギルドが必要であると判断した場合、項目は増えていく事とする。

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