遺跡都市へリオドール
この地方に広がる大空洞の中にある一角、古代遺跡に作られた都市。
元々小さな国だったが、市国の元首、司馬の手腕により大国の脅威を防ぎ、王国と良き関係を築いてきた。
北の大国と西の王国に挟まれた自治制の国だったが、北の大国に攻められ滅びるすんでのところで王国に帰属し、一都市となるといった変遷のある都市。
その際、北が大国、南が王国の統治となった(※1)
他都市から数百キロ離れたこの場所は、交通の不便さ、食料不足の問題を抱えるため、遺跡調査以外で訪れる者はほぼいない。
王都へ騎士団を要請しても時間がかかるため、市国時代の独自組織(黒十字)が警備についている。
最低限の農耕や商業も行われているが、地底、そして交通の不便さも相成り食料不足の問題に現在進行形で悩まされている。
※1
20年前に戦争が終結している。
それまでは大国とは何度か小競り合い、王国とは今とほぼ変わらない友好国だった。
主な施設
・歴史の地ネフライト
都市の中で数少ない日の当たる地域で細々と農耕も行われている、小さな集落。
集落の中央には巨大な図書館が造られており、古代の書物等も保管されているが、王族か許可が無ければ入ることすらできない。
・地底湖
大空洞に入った先にある広大な地底湖。
濁った色をしているが、意外と水自体は美味しく、名水の一つ。
水棲系の魔物も多く存在する。
・黒十字(シュバルツクロイツ)
大空洞内、都市より北に80キロの先にある黒十字達の詰所。
詰所といっても一つの町の大きさがある。
・常夜の森
大空洞最東端に広がる森。
常に薄暗く、ショウキが発生している上、魔物も数多くいるため調査がされていない地。