お疲れ様でした。
全員の書込みが終わったので終了いたします。
結果をお待ちください。

※尚、〆切以降の書込みはチーム結果には反映いたしますが、個人結果では無効となりますので予めご了承ください。

「おーおー、いけいけ！」

紅組のメンバーを腕を振り回しながら応援しつつ、自分の出番を待つ。間もなくというところでストレッチをしつつパスゾーンへ向かい、

「…さてと、ここが団長の力の見せ所だなっ。」

バトンを受け取ると、引き離されない程度、少しばかり余力をみせて走り出し後半にラストスパートとばかり全力で走り抜けるのだった。

「バトンリレー、我々のものとは異なるようだ、
　―ハッ！これは古来より自給自足、内職等に追われる庶民の慌ただしい
　生活を表現するように形を変え受け継がれてきたということか…」

真面目に分析して勝手に納得してはほろりと涙を拭っていた。
他の騎士学園生徒からツッコミ入れられてたかもしれない。
当の本人は「ならばその伝統、守ってみせよう」と意気込み、真剣に取り組むのだろう。

「…ここで遅れるわけにはいかないな」

それぞれが走る様を眺め、位置につく。
所々で爆発音が響いたことか。
一度走り出せば振り返ることなく、駆け抜けるのだろう。

「いやいや、ありえねーから！無茶苦茶だろ！」

足には自信があるもののそれとこれとは別物である。
がしっとバトンを握りしめれば勢いよく駆けだした。

泣きそうになりながらも走ってくるシュシュを見て声を張り上げ待ち構える。少しずつリードしながら、、、

「シュシュっ、がんばれっ…ッし…後は任せて！」

バトンパスが決まると、にっと白い歯を見せて猛ダッシュしていった。

「つまり、爆発しないうちに駆け抜ければいいんですね」

ポジティブにバトンを受け取ると、スタートダッシュして。

「落とさにゃ勝ーつ！！」

足に自信があれば、転けないよう、落とさないように注意して走るのみ。

「ナイスパスです！」

よし、と受け取ると、ちらりと笑顔を向けてから、大丈夫、とばかりに先へと駆けだす。
最初はおっかなびっくりだったものの、カチカチいう音に目を向けると、はたと釘付けだ。

「…あら、この細工…？
…市販の時計式を改良したものでしょうか？
それともどこかの業者さんに委託を…？
針はあまり高価そうには見えないですが、これは爆発した時に散ったりは…」

時限的アレを瞳におさめた映像を脳裏に留め、思考と同時に集中力が増していくようだ…。

「うっわー楽しそー。
　これだったら落とす前提でさー、
　ド派手にパーティークラッカーみたいになるのないの？」

バトンが来るのを待ちながら、係に話しかけたり。
走り始めると、次の走者に近づくにつれて、他の走者のリレーミスを狙った邪魔を…もとい、自分のチームが円滑に走れるように気を配ったかもしれない。