「いんやぁ、見せ方次第でいけるんじゃない? 恋愛物でヒーロー物。 たとえば悪いお姉さんは敵役で出て貰ってさ、 そんで敵なのにヒーローに恋してしまっているんだよ。 でもヒーローは仲間のヒロインヒーローが好き…とかさ。 いろんな要素が入っちゃうから、見せ所は絞らないととっちらかりそうだけど。 恋ありアクションありで。どう?」
出てきたワードをまとめるテオの筋に従って、強引なりな一例をしゃべってみる。 コメディよりな感じになるかな〜?と細かいところは考えてなさそうな、 呑気な声を合間にいれて。
「どっちにしろ恋愛物をいれるなら、ヒーローとヒロインはいるわけで。 それはラっ君とテオ君でやってみたら? ヒーローイエローとかに推薦されてるし」
役者については目に映る二人を推挙して、 「俺は裏方でいいし〜。 出ろっていうならいじわる子さんの子分な役で〜」 と、自分の希望もさくっと置いて。 |