「ヒビト先輩、最終兵器【肉】を繰り出してきましたね…? はぁ〜…そのワードは魅力的すぎるよ〜…っ 肉巻きおにぎりは俄然いいかも… 肉巻きドッグってどういうのですか? 私それ、食べたことないかも」
肉巻きおにぎりを大推奨しながら、ちょっぴり瞬き。
「えへへ…『メイドタコヤキッサ』は語呂よく浮かんじゃったから一回提案でいってみたかったんだよね。 あ、ユズメイドさんとメイドのサリー芳野はよ〜っく覚えてる♪ ふたりとも可愛かったよねぇ…。 これの場合は…うん、ユイトちゃんとヒビト先輩は執事さんを推奨しまーす♪」
おととしのことを思い浮かべ、至極幸せそうな色が表情に滲みだした。 和風要素の話に、いいねいいねっ!と身を乗り出す。
「浴衣も袴もいいねぇ。普段そういうのあんまり着る機会ないし… フリフリエプロンと和洋折衷って感じでかーわい♪ 和ロリ…もいいねいいね、ユズぅ可愛く着こなしそう〜。 甘味があるといいなぁっていうのも賛成っ♪ ん〜、ヒビト先輩はお店のイメージって何かあります? 男の子向けの衣装とかもっ」
衣装の方向性からお店の雰囲気が茶寮系に傾いていたので、 食べ物案で肉々主張していたヒビトにも尋ね。
「甘味は、和風だとあんみつさんとかパフェとか…タイ焼き系の焼き物とか? 寒くなってきたからお汁粉とかも喜ばれるかも…? ユズぅとユイトちゃん、甘いもののイメージってどんな感じ?」
わくわくしきりで、お肉と甘味へのイマジネーションがフル回転中だ。 |